拒食症とは、といわれてちゃんと説明できるでしょうか?
漢字をみればなんとなくその症状は浮かぶでしょうが、拒食症は一体どういう
症状の人を指し、またどんな病気なのか、をここでは詳しく説明します。
拒食症とは分類すると精神病に分類され、持続的、慢性的な食欲不振に陥る。
食べるという行為すら嫌悪し、結果、極度の痩せ、女性の場合はそれによって
引き起こされる無月経が主な症状と言われています。
拒食症は昔までは気質性とされていましたが、現在は考え方が改められ純粋な
精神的病気とされています。特に思春期の女性によくみられる症状ですが、
これには現代のスリムな女性を理想とさせるようなその風潮も責任の一端を
おっていると言えるでしょう。
なぜなら拒食症をひきおこす主な原因は過度なダイエットが引き金となっている
場合が非常に多いからです。拒食症の自覚症状は少なく、
拒食と過食を繰り返し、異常に痩せた状態が続くと体に様々な異変がおきます。
症状としては、不眠、体温が下がる、胃がもたれる、便秘、手足がむくむ、
月経がなくなる、低血圧などです。
また拒食症は場合によっては生命に関わる事もあります。
拒食症の患者さんの死亡率はなんと4%から5%ほどもあると言われています。
もちろん症状が悪化している場合は最悪の状況にいたらないまでも
深刻な後遺症を残します。
治療には専門医の診断が必要となりますので、もしかしてと思ったらまず
病院にしきしかるべき措置をとってもらう必要があるでしょう。
拒食症の症状としては様々なものがあります。
拒食症にかかった人は一見元気に見えるため、症状がわかりづらい面があり、
早期発見が遅れてしまいがちなので、ここできちんと症状を知りましょう。
拒食症であらわれる主な症状には極端な体重の減少、無月経、睡眠障害の他にも
便秘、自傷行為などと様々な形であらわれます。
自覚症状も少なく、はためからも分かりづらいのですが、拒食症にかかると
体に必要な栄養が摂取されていない為、悪影響を及ぼすのです。
拒食症になるとどうなるのか?初期症状は前述したような症状が続きますが、
多くの拒食症の方は食べない時期と食べる時期を繰り返します。
この病気の人は往々にして、自分の事を太っていると思い込んでます。
食べるという行為は自分のそのコンプレックスを増長させる行為なわけです。
そんな人が食べたあとはどうするか、それは嘔吐です。
食べる時期は食べては吐き、食べては吐きを繰り返します。
結果として嘔吐により低カリウム血症や食道炎、胃炎などを併発します。
また栄養不良が原因で頭髪が抜け落ちる、脳が萎縮してしまう事も
明らかになっています。
そして拒食症が様々な症状をあらわし、重度の拒食症になってしまった場合
最悪の結果としては命をなくしてしまいます。
命をなくす原因は主に極度の栄養不足による感染症や
不整脈などの併発によるもので、死因の何割かは餓死してしまいます。
拒食症は精神病に分類されていますが、神経性疾患の中で、
最も致死率が高い病気、それがこの病気なのです。
自らの意思で食事をせず、痩せていく拒食症を病気といわれても、
ピンと来ないかもしれませんが非常に怖い病気であり、その病巣も根深いと
いえるでしょう。
拒食症の治療ですが、この病気は精神病の一つに分類されます。
他の精神病がそうであるように、この病気も根気強い治療と周囲のサポートが
なによりも不可欠となっています。
まず拒食症の原因ですが、はっきりとしたものはまだ分かっていませんが、
思春期の不安定な精神が原因の一つになっている例がやはり多いようです。
拒食症になるきっかけの一つにダイエットがあげられますが、
それ以外にも思春期特有のストレスや大人に対しての反発心なども
含まれている事も見逃せません。
特に若い時の母親との関係は精神面において大きな影響をもちます。
拒食症の人の統計をとると思春期に目だった反抗期もなく素直で母親への
依存心の強い傾向のある人が多いと言われています。
また近年の研究によって遺伝の問題も少なからず関わっているのでは、と
言われています。
拒食症の治療を進めていくのに一番大事なのはまず早期治療です。
しかし拒食症の大きな特徴として自覚症状がほとんどないことが挙げられており
そこからも早期発見、早期治療には周囲のサポートは必要と言えるでしょう。
治療方法としては、心理療法、投薬による治療方法などがありますが、
拒食症を治すにあたっては周りの理解が必要になる為、家族や身近な人への
カウンセリングもあわせて行っています。
本人がまず拒食症なんだ、と自覚しそれを理解する事、それと同様に
家族や身近な人にもその事を理解する必要があるからです。
医師や家族が無理矢理食べさせようとしたりするのはかえって逆効果といえ、
患者さんの痩せたいと思う気持ち、太りたくないと思う気持ちを理解した上で
治療を続けていくべきでしょう。
拒食症は精神病です、ただ食事を取るだけでは一時的に治ったとしても
必ず再発します。根っこの部分から治療していきましょう。
拒食症になる方法、少し変な書き方になってしまってますが、逆説的にいえば
拒食症にならない方法を知るのと全く同じだともいえます。
現在拒食症になっている人の中で自ら拒食症になりたくてなった人は
どれくらいいるでしょうか?おそらくほとんどいないと思います。
なぜなら拒食症というのは自らの思い込みや強迫観念などから
陥りがちな病気で、拒食症の人は今、自分が病気にかかっているという意識すら
持ち合わせてない場合が多いからです。
まず1度、世間一般で思われてる綺麗な女性のスタイルを思い浮かべましょう。
痩せてて、髪はサラサラで、綺麗な服をきてて、もちろん顔はかわいい。
それに比べて自分を思い浮かべてみましょう。
適度に肉はつき、服も大して持ってない、顔は良くもなく悪くもなく。
そこに対しての憧れやコンプレックスを持っている人、そしてその人達のように
なりたい、そう思ってる人は拒食症の予備軍といえるでしょう。
はたして、拒食症になるほど思い込めば、そういう風になれるのでしょうか?
そこまで努力すればモデルのように憧れていた女性のようになれるのでしょうか?
答えはNOです。
痩せる、というよりも骸骨のように骨と皮だけになり、肌は荒れ、髪はばさつき
服に気持ちをまわす余裕もなく、表情は以前にもまして暗い。
これが拒食症の重症の姿です。
これは拒食症になりたい!と思ってる夢見がちな人に向けて書いているだけで
現在拒食症で苦しんでいる人に対して不適切な表現であることは否めません。
が、拒食症の人はそうでない人が思っているよりも苦しみ、
自分の中で葛藤があります。
自分を見直し、そして世間とのバランスをうまくとっていく事が必要であり、
自分をそのまま理想の自分とすり合わせる必要はありません。
自分に対して肯定的になる、それこそが拒食症を遠ざけるものかもしれません。
拒食症と過食症は同じ摂食障害という意味では似通った部分が多いといえます。
拒食症の人はいずれ過食症に、過食症の人はいずれ拒食症に、を繰り返します。
拒食症と過食症は対極に位置するように思えますが、一人の患者さんの病気の
経過をおっていくと拒食症だったはずなのに過食症になったり、
過食症だったはずなのに拒食症になっているという事は珍しくありません。
過食症は単独で発症する事は少なく、むしろ拒食症のリバウンドとして
起こります。その後は人にもよりますが、拒食と過食を繰り返し、
嘔吐するという行為から胃を痛め、炎症をおこしてしまいます。
過食症は、拒食症と比較しても本人に悲壮感が見えづらく、目に見えて
体重が増加することも最初のうちは少ないので、自分も周囲も
気付きにくい傾向があります。
しかし、過食症につきものである嘔吐の方法が自己誘発性嘔吐という
自分で指などを喉に突っ込み嘔吐を促すやり方である事からもわかるように、
内面の精神的な葛藤は拒食症と同じように深刻で、治療自体は
拒食症よりもしずらいといわれています。
食べる事によってストレスを解消する行為は誰にでもある事ですが、
過食症の引き金は拒食症からのリバウンド以外にも人間関係や経済的な問題、
将来への不安等、日常にある色々な要素が原因となっています。
拒食症と過食症、この2つの密接な関係を考えても摂食障害の問題を
解決するには、精神的な面でのカウンセリングは不可欠といえます。
またコンプレックスの源でもある体重の調整なども栄養面を含めた上で
専門家からアドバイスが必要になってくるでしょう。
拒食症のことを芸能人がかかっているというのを知ってこの病気を知った人も
多いと思います。世界的認知が高まったのもあるアーティストの死からでした。
拒食症の認知度をあげたのは世界的にみればカーペンターズでしょう。
イエスタディ・ワンス・モアやトップオブザワールドなど名曲を生んだ彼らは
世界的に有名ですが、カレン・カーペンターさんはダイエットが原因によって
発症した拒食症により最悪の結果を迎えました。
一時は体重が30キロ台まで落ち込んだらしいのですが、様々な治療を行い、
結果そこから10キロ弱ほど体重を戻し症状も落ち着いた矢先、
心臓発作で最期を迎えました。
やはり長年続いた過剰なダイエットによる栄養不足、睡眠不足など、
拒食症の典型的な症状が長年続いた影響が後年まで尾を引いた結果でしょう。
拒食症というのは1度症状が起きてしまうと体のどこかに無理をさせてしまって
その悪影響はずっと残ってしまっているのだと思います。
最近でも2006年に世界のトップモデルといわれていたブラジル人のモデルさんが
拒食症によってなくなった時にもこの病気は有名になりました。
ただニュースになった件数の何百倍、何千倍もの人が拒食症で苦しんでいるのが
実情です。
芸能人やモデルというのは職業柄、見た目にも一般の人の数倍気を使う必要が
あるだけに拒食症というのは職業病に近いものがあるかもしれませんし、
画面や写真で見せないだけで影では苦しんでいる人も多いのかもしれません。
拒食症はこれまでもいったように根本的な原因が精神的に根が深いところに
あるといえます。
何故拒食症になるのか、何故摂食障害になるのか、感じた事をコラムにしました
拒食症の原因ははっきりしてませんがやはりストレスや自己嫌悪など、
今の自分に対して、もしくは違う何かに対してのストレスをうまく発散する事が
できず、結果として自分に向かってきているような気がします。
大きなきっかけになっているのはダイエットと言えるでしょうが、
では何故拒食症になるまでダイエットをする必要があったのでしょうか?
痩せていなければ綺麗ではない
痩せていなければ異性にモテない
痩せていなければ自分の理想ではない
じゃあダイエットしなきゃ
じゃあどうしたら痩せれるのか
食べなければ痩せれる
という風に自分がやせていなければならないと思い込んでしまう結果が拒食症
につながるんだと思います。
食べなければ確かに痩せるでしょうが、それは本来のダイエットのやり方では
なく、ただ単純に拒食症に近づいてしまっているだけではないでしょうか?
本来、ダイエットというのは肥満体型の方が健康の為に、食事制限をし、
運動をする事によって健康的な体にしていくというものだと思います。
特にダイエットをする必要のない体型の人がただの思い込み、コンプレックス
などから拒食症に近づいていってしまってるのはなんとも残念なことです。
1度拒食症になってしまったばっかりに、過食、拒食を繰り返し、
体に負担をかけてしまい、それがずっと尾を引いてしまう…。
しかも本人は良かれと思ってやっている、それが拒食症の
本当に怖いところだと思います。